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SuiTechLog

Unity,Arduino,RaspberryPiなど、モノづくり系を気ままに書き残すブログ。

13B-REWエンジン ターボ制御をCGでつくる 本物とくらべてみる

ターボチャージャーが手に入った!

 なんと、都合よくジャンクのFD3Sのシーケンシャルツインターボチャージャー本体が手に入ったので作ったCGと本物とを比べてみることにしました。

 WEBアプリケーションはこちら

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 今回手に入ったのは上の図で青く塗られた部分です。

 

 

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ドンッ!

FD3S用シーケンシャルツインターボです。その重量たるや、半端じゃないです。持ち運ぶのも一苦労です。

 

部品の比較

ちょっとわかりづらいので同じ向きにして適当に色分けをしてCGと比較してみました。

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 写真の手前側がエンジンから排気ガスが流れ込んでくる側で、奥側がマフラー側で流れ出ていく側になります。左右両側にある緑のものが、吸気した空気を圧縮するコンプレッサ。その内側に挟まる青い部分は、排気ガスによって回るタービンになります。いずれも、左側がプライマリー。右側がセカンダリーとなっています。黄色の部分はタービンを回し終わった排気ガスがマフラーに向けて抜けていく部分です。ピンクの部分はターボ・プリ・コントロール(TPCNT)といってプライマリー時の過給圧調整やセカンダリーの予備回転に使うポート部分で、丸いTPCNTの弁の一部が映っています。CGの図の一番右側(セカンダリー)にある弁は、手前側の部品なので装着されていません。(CGでいう下側の黒い部分。)

 

作る上で気になっていたところ

アクチュエータを動かす力

 CGを作っていた上で、私が気になっていたのは、アクチュエータを動かす力です。

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 実際にロッドを握って動かしてみると、バネによって閉まる方向に固定されたアクチュエータはびくともしません。渾身の力をこめることで、やっと開けることができました。空気の圧力を物理的な力に変えるアクチュエータに感激した瞬間でした。

 

どれほど高温なのか、素材は?

 排気ガスの温度は700度を超えるといいます。青い部分や黄色、ピンクの部分はそんな高温の排気ガスが通るということもあり、タービンもふくめて黒っぽい特殊な金属でできており、かなり焼けていました。場所によってはクラックがはいっていて、環境の過酷さを物語っています。

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 特に、右側セカンダリー側の口のふちに放射状にクラックが入っているのが確認できます。そこだけ痛んでいるのは、普段弁は閉じていて高温のガスの吹き溜まりになるからでしょうか・・・?

  左右の緑の部分は、エアクリーナーから来る外気が通るため、それほど特殊な金属ではなさそうでした。とはいっても断熱圧縮や、排気側からの熱などによりそれ相応に高温になると予想されますが。

 

さいごに

 メーカーの図を元にわかりづらいところは、インターネット情報を元にさらに手を加えて形を修正していたせいか、本物をみて直すべき、と思うところはなかったです。驚いたのはそのサイズと重量、そしてなによりもその複雑なメカニズム全体です。これをみれば、エンジンもう一個開発するくらい開発費がかかった、ツインターボはトラブルが多い、という話もうなずけます。